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犬の発情のメカニズム メスの発情期は、年に2回。小型犬では生後7〜10カ月、中・大型犬で8〜12カ月ごろに初めて訪れ、その後、6〜7カ月周期でやってきます。発情期間は約2週間で、発情初期には外陰部が腫れ、10日程度の出血を経て排卵が起こり、そのまま1週間ほど交尾適期が続きます。 この期間に交尾を行い、受精が成立すると妊娠し、62日程度の妊娠期間を経て、出産します。 オスには明確な発情期はありません。発情中のメスと出会えば、いつでも発情して交尾が可能です。 |
避妊手術のメリット・デメリット 当院の避妊手術は、メスの左右の卵巣と子宮を摘出する方法です。手術は全身麻酔で行うので痛みはなく、通常は、1泊で退院となります。 避妊手術のメリットは、第一に年に1〜2回くる発情のストレスからの解放が挙げられます。また、子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍など、性ホルモンの働きによって起こる病気の発症率が低くなることが挙げられます。乳腺腫瘍は雌犬に最も一般的に認められる腫瘍で、約50%が悪性です。 避妊手術を初回発情前に行うと、手術していない犬と比較して乳腺腫瘍の発生リスクが0.5%に減少します。また、2回目発情前では8%、2回目発情後では26%に減少します。 また、避妊手術のデメリットとして、肥満になりやすいことがよく挙げられます。これは発情や性的なストレスから解放され、異性を求めるために費やすエネルギーが不要となるため、消費カロリーが少なくなっているにもかかわらず、以前と同じ食事内容を与えるためにカロリーオーバーになることが最大の原因といわれています。オーナー様が、食事と運動の量を正しくコントロールすることで、肥満は避けられます。当院でも、手術後の食事管理のアドバイスをします。 手術のタイミングは、一般的には最初の発情がくる前の生後4〜6カ月くらいが適当と言われていますが、もちろん、それ以降でも手術は可能です。上記にあるように、若い頃に手術をしたほうが、子宮や乳腺の病気にかかる率が低くなるといわれています。 |
去勢手術のメリット・デメリット 当院での去勢手術は左右の睾丸を摘出する方法です。全身麻酔で行うので痛みはなく、傷口も小さくてすむので、通常では、その日のうちに退院できます。 去勢手術のメリットは、雄性ホルモンがなくなり、階級意識も薄らぐので、むやみなマーキングや攻撃行動、人や物に対するマウント、メスを求めての放浪・脱走など、一般に問題行動とよばれる行動が減少する効果も期待できます。また病気の予防として、精巣腫瘍や前立腺肥大、肛門周囲腺腫など、精巣ホルモンの働きが関係する病気の発症率が低くなることが挙げられます。 デメリットとされる去勢手術後の肥満についても、避妊手術の場合と同様、食事と運動でコントロールすることが可能です。 |
避妊・去勢の必要性 避妊・去勢手術をするかしないかは、多くの飼い主が一度は考え悩むテーマではないでしょうか。 「自然のままにまかせるのが一番」「健康な体にメスを入れるのはかわいそう」「オスだから子どもも生まれないし関係ない」と手術に抵抗感をもつ人も少なくはありません。しかし、人と一緒に暮らしている犬では、自由に異性と出会うこともままならず、すでに「自然のまま」の環境で生活していくことはできません。現代人間社会で、犬と人が快適に共存していくうえで有意義な方法だと考えられます。 また、不幸な捨て犬・捨て猫を増やさない根本的な対策は不妊・去勢手術です 将来的にも繁殖をする予定がなければ愛犬の健康のためにも避妊・去勢手術を一考されてみてはいかがでしょうか? 家族の一員である愛犬をどのように育てて暮らしていくかをふまえたうえで、飼い主が慎重に検討し、最善と思う選択をしてください。 |
避妊・去勢手術を考えられている方 まず、ご予約が必要となります。 0466−50−8688 手術前日の夜9時以降の食事を抜いてもらう必要があります。 そして、午前の診察時間中に、お越しください。 退院後、傷口をなめないためにも、エリザベスカラーというものをします。それを、24時間、抜糸の日までつけておく必要があります。(通常抜糸は10日後におこないます) 万が一なめてしまいますと、傷口からばい菌が入り、感染を起こすことがあるからです。傷口は清潔にしておいてください。 |
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