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【猫ウイルス性鼻気管炎】 ひどいクシャミ、セキ、鼻炎などの呼吸器症状の他、結膜炎を引き起こします。高熱で食欲は無くなり、鼻水と涙で顔中クシャクシャ、典型的な風邪の症状が見られます。 |
【猫カリシウイルス感染症】 かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など、猫ウイルス性鼻気管炎に大変よく似ています。症状が進むと舌や口の周辺に潰瘍ができることもあり、また、ときには急性の肺炎を起こして死亡することも有ります。 |
【猫汎白血球減少症】 白血球が極端に少なくなる病気です。高熱、嘔吐、食欲が無くなり、下痢が始まると脱水症状となります。体力の無い仔猫などは、たった1日で死ぬこともある怖い病気です。 |
【猫のクラミジア病】 菌は眼や鼻から侵入するため、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキがみられます。肺炎を起こすこともあります。 |
【猫白血病ウイルス感染症】 持続感染すると80%が3年以内に死亡します。 白血病やリンパ腫などの血液のガン、貧血、流産などを起こします。病気に対する抵抗力が弱まるため、いろいろな病気も併発しやすくなります。 感染してから発病までの期間が大変長く、その間は見かけ上健康に見えますが、唾液などからウイルスを排泄し、他の猫へ、うつします。 |
【猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)】 2008年、日本でもFIVワクチンが発売されました。 ヒトのHIVウィルスに似たウィルスですが、猫にしか感染しません。 この病気もケンカなど唾液や血液を介して感染します。 初期はほとんど症状がないことが多く、その後、大半が潜伏期となり、無症状期間が続きます。 しかし、猫エイズウイルスが活動し始まると、免疫力が低下しているため傷が治りにくかったり、下痢やカゼが長引いたり口内炎ができるなどの症状を示す猫もいます。 エイズが発症すると、さらに免疫力が低下して貧血が激しくなり、体重が落ち、リンパ腫などのがん(悪性腫瘍)にかかりやすくなります。その結果、ほかの病気を併発して死に至ることがあります。 |