藤沢市の藤が岡、大鋸、柄沢、西富、渡内地区（鎌倉市隣接）に近隣の動物病院、湘南藤沢ペットクリニックです
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クリニック案内HEADLINE

ノミ・マダニ予防

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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ノミとは…
　ノミは血を吸う虫です。
　少しでも土のある所なら、歩道の植え込みでも喫茶店の表の鉢植えでも、ノミは潜んでいる可能性があります。

　黒ゴマほどの大きさで、すばしっこく逃げ回ります。主に背骨に沿って頭と尻尾の間を行き来しながらちょっとお腹側に寄り道して血を吸いますので、ノミがいるかどうか探すときには背中の毛をかき分けて、入れたら出すの要領で血のお礼に残していった糞を見つけます。
 ダニとは…
　ダニも血を吸う虫です。やはり土のある所ならどこにでもいる可能性があります。

　ノミと違うのは形もそうですが、ダニは成長する為の栄養の全てを血からもらいます。ですから成虫だけでなく幼虫も血を吸います。
　血を吸える場所を見つけたら、そこは育つのに適した食堂なので、ダニの幼虫はいなくなりません。強いあごでがっちり噛み付いてぶら下がり、自分の体が100倍の大きさになるまで血を吸います。

　ダニの成虫は普段はノミより少し大きいくらいですが、お腹いっぱいになると小豆ほどの大きさになります。ノミ70匹分の血をダニは１匹で吸ってしまうそうです。大食漢なのです。
 ノミの増え方
　幼虫のうちは血を吸うことはありません。大人になってから卵を産む栄養をつけるために血を吸うのです。
　つまり、犬や猫の体に付いたノミは全員、そのあと体から降りて産卵するのです。一度の産卵で300個くらい産むそうです。ということは、ついうっかり愛犬にノミさんを１匹乗せてお家に帰ってしまったら、３週間後には300匹の大家族になってしまうのです！
　ノミの成虫はそこにいるノミのたった5%ほどで、残りの95%は卵と幼虫です。つまり、１匹ノミがついたらそこにはあと20匹もこれから血を吸えるように育っている途中のノミがいるということです。

　虫がたくさん卵を産むのは他の動物に食べられてしまうなど、いろいろな理由で大人になれないことが多いからなのですが、人間の家の中ならその心配はありません。全員しっかり大人になってさらに子孫の繁栄のために血を吸って卵を産んで…恐ろしい話ですね。
 ノミ・ダニの深刻な影響
　ノミやダニが寄生すると、強い痒みを起こします。特にノミの場合は、アレルギー体質の子はアレルギー性皮膚炎がひどくなったりします。又、ノミは腸内寄生虫（条虫）の運び屋でもあります。
感染すると下痢などの腸炎を引き起こします。

　一方ダニも赤血球を壊す、バベシア病を運んだり、人にもうつるライム病などを媒介します。
  人への被害
　人間がノミに刺されると、激しいかゆみがおこり、ひどい場合はアレルギーになって水ぶくれのような状態になってしまいます。また条虫の感染源にもなります。

　そのほか、人に被害をもたらすケースとして「猫ひっかき病」があります。この病気はノミが猫から猫へ媒介します。猫に症状は出ませんが、これに感染した猫に引っかかれたり咬まれたりすると、リンパ節が腫れて発熱や頭痛をおこしてしまいます。

　ダニも赤血球を壊すパベシア病を運んだり、人にもうつるライム病、Ｑ熱などを媒介します。
 予防
　ノミ・ダニとも気温が15℃以上になると活発に動き始めるため、ノミ・ダニ予防薬をつけてください。

　大切な家族の一員の健康はオーナー様の気持ちにかかっています。
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　わからない事、ご質問などがございましたら、ご連絡ください。